視覚障害者の電子辞書活用(2013年7月版)
埼玉県立特別支援学校塙保己一学園
三瓶和寿
1.現状での電子辞書の提供形態
電子辞書専用機
スマートホン・タブレット用電子辞書アプリ
パソコン用電子辞書アプリ
WEB電子辞書検索サービス
点字電子辞書アプリ
2.視覚障害者に利用可能な電子辞書としてのATOK
(1)漢字変換システムの種類
漢字変換システム(input method editor)
MS IME
MS Office IME
ATOK
その他
(2)ATOKでの漢字変換
space 連文節変換
tab 省入力
F2 人名、医学用語
F3 郵便番号から住所を変換
F4 顔文字
F5 単位、記号、部首変換
shift+F6 単語の英訳、処方薬
(3)ATOKでの電子辞典検索
end ATOK連携電子辞典の呼び出し、複数事典の切替
ctrl+alt+S 検索結果をコピー
入力単語を確定する前に”end”キーをおす。
確定された文字列を範囲選択した後、”再変換”で”end”キーをおす。
3.MyDic(高知システム開発)を用いた検索
(1)MyDicの概要
WEB検索の辞書を簡単な操作で検索し、広告表示をカットする。
EPWINGで出版された電子辞書を簡単な操作で検索、閲覧できる。
(2)MyDicで利用できるWEB検索電子辞書
国語 英和 和英
国語辞典 大辞泉
英和辞典 新グローバル
和英辞典 ニューセンチュリー
ウィキペディア
医学辞典
アスキー デジタル用語辞典
英日翻訳
日英翻訳
(3)MyDicに追加できるEPWING辞書
広辞苑第六版
4.Dicregateを用いた電子辞書検索
一般向けのシェアウェアを視覚障害者も利用可能
EPWINGの単語検索をサポート
一部のWEB検索辞書をサポート
5.iPadでの電子辞書検索
ONESWING形式の辞書がVoiceOver環境で利用可能。
※上記の内容は執筆時点の本校の環境に依存します。