初めに
いろいろな調べ物もスマフォやパソコンで簡単に利用できるようになっています。現状で導入しやすいものから、すでに入手が困難だが、手持ちの辞書を利用する方法をご紹介します。
スマフォでの辞書活用
iPhoneのシリを利用して、WEBサイトの情報を検索できます。ホームボタンを長押ししながら、「○○とは」と話しかけてホームボタンを離します。まもなく画面に検索結果が表示され、VoiceOverで読み上げることもできます。
ONESWING電子辞書アプリをインストールして検索できます。iPhoneでは計測技研から、アンドロイドでは富士通パーソナルズから販売されています。それぞれのアプリストアで、検索語に”ONESWING”と入力して検索しお好みのものをインストールしましょう。
安いものは数千円、高いものは2万円弱と高価なのが残念ですが、現状でアクセス可能な市販辞書としては一番扱いやすいものです。
パソコンでの辞書活用
ブラウザで、検索エンジンに”とは”と入力し検索することができます。検索結果一覧から選択し、該当記事を閲覧します。辞書サイトを開いて、検索することもできます。いずれも、特に費用はいりませんが、広告表示やナビゲーションをスキップする手間が厄介です。
高知システム開発のMyDicNeoは辞書サイトを簡便に検索し、広告やナビゲーション、フッターを自動的に削除し、コンテンツだけを表示する視覚障害専用のソフトウェアです。費用がかかります。
オンラインソフト工房のSearchAid2は、WEB辞書サイトを簡単に選択、閲覧できます。費用が掛かります。
すでに販売は終了していますが、お手持ちのEPWING電子辞書を、ソフトウェアに組み込んで利用することができます。前述のMyDicNeoが最も簡便です。
EPWING辞書の入手方法
インターネット上に、公開されている辞書があります。
ロゴヴィスタ電子辞典の一部をソフトウェアでEPWINGに変換する方法もあります。
ロゴヴィスタ以外の、市販の電子辞書をEPWINGに変換するツールが公開されています。WindowsXPやVistaの環境が必要なため、環境を作るのが難しくなっています。私が所有するEPWING辞書のブリタニカ電子辞典、ランダムハウス英語辞典、J-ばいぶるは、これらのソフトウェアで作成したものです。
EPING辞書は、汎用性が高く、様々なソフトウェアが対応しているのが大きなメリットです。現在でも、MyDicや、ブレイルセンスシリーズで利用できるなど、視覚障害者にとっても有用な資産です。